ヒルトングランドバケーションズNYSE: HGV)は2025年7月11日、ヒルトングランドバケーションズ・ジャパン・トラスト2025-1(以下「トラスト」または「SMRAI」)を通じて、タイムシェアローンを裏付けとする95億1,880万円の証券化の完了を発表しました。トラストは、スタンダード・アンド・プアーズからAAAの格付けを取得した1種類の債券を発行しました。当該債券のクーポン利率は1.41%です。
ヒルトングランドバケーションズのCEOであるマーク・ワンは、次のように述べています。「この成果は、数十年にわたる取り組みの集大成であり、業界をリードする当社の日本における存在感の強さだけでなく、グローバルな規模で協力し、成果を出す私達のチームの力を証明するものです。この画期的な取引の実現のために尽力してくれた皆様に、心よりお祝い申し上げます。」
HGVは日本で約75,000組のメンバー様を擁し、2021年10月に開業したザ・ビーチリゾート瀬底・ヒルトンクラブと、2018年に開業したザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブの2つのワールドクラスのリゾートを現在国内で運営しています。2026年第1四半期に完成予定の同社の新施設、トラディモ京都五条・ヒルトングランドバケーションズクラブは、63室のモダンな1ベッドルームタイプのタイムシェアユニットを備えています。この新しいリゾートは、歴史ある京都の観光とビジネスの理想的な立地に誕生します。
ヒルトングランドバケーションズのプレジデント&チーフファイナンシャルオフィサーであるダン・マシューズは次のように述べています。「この取引は、当社のファイナンス事業最適化戦略に基づいて組成され、革新的かつ複雑なクロスボーダー取引を実行する当社の能力を示す、非常に意義深いマイルストーンといえます。プログラム開始時点としては規模として控えめであるものの、この取引により非常にコスト効率の高い資金調達が可能になります。プログラムが拡大するにつれて、低コストの資金調達源となり、低コストの資金調達と自社株買いを組み合わせることで、非常に高い利益成長を生み出す他にない機会を創出します。」
発行による収益(手数料控除後)は、一般的な企業目的に使用されます。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が、ストラクチャリング・リードマネージャーおよびブックランナーを務めました。グリーンバーグ・トラウリグ法律事務所(GT東京法律事務所)およびアルストン&バード法律事務所が、発行者であるHGVの法務代理人を務めました。